カミレツの彼



「は、迷惑?」



「そう、迷惑。こいつダサいくせに、香澄ちゃんは



僕のこと好きでいてくれてるとか思い込んでるからさ」




「そうそう、自意識過剰だから教えてあげようと思って」




やばい、もう怒りがおさまらない。




ガシャン-



「「「・・・・」」」



教室内がさらに、静まる。



何でかって? 私が机を蹴ったから。