black-and-white

わたしには話しかけずに彼方君のほうに体を向けて話し始める。




「彼方。俺、なんて言ったっけ?」




やはり、不機嫌なまま。




「部屋の前に立って見張ってくれ、だろ?」



「いつ、誰が中にいる人間と話して良いと言った?」



「……おお、こえっ。何々?ヤキモチ?」




ヤキモチ?



焼き餅?



なんかお腹空いてきた。




冬真君は少し右の眉をピクッと動かし、否定の言葉を述べた。




「腹減ってんなら人間界にくれば?」



「お?まじ?行く、行くー……」



「冗談だし。本気にすんな」




冬真君は軽く彼方君に蹴りを入れてから部屋に入ってきた。