black-and-white

「今日は秦からこの部屋の見張りを頼まれてさっ」



「あ、ありがとう」



「どういたしまして」




彼方君が吸血鬼と知って少し距離をとる。



やっぱり、少し怖かった。




「───……何してる…」




ビクッ




突然低い声がして驚く。



今の声は冬真君だ。



声のしたほうを振り向くとやはり、冬真君が立っていた。




「冬真君……」



「よお、秦!いつもに増して不機嫌そうだな!」




ポンポンと冬真君の肩に手を置いて笑顔で話し掛ける。



冬真君は物凄く不機嫌そうなオーラを放っている。



……見えないけど。