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要もあまり机からは動かない人だった。



そこに篠原も来るから人の名前を覚えるのが苦手な俺でもすぐに覚えられた。



嫌でも耳に篠原の名前が聞こえてくるんだからな。



そんな篠原が吸血鬼を恨んでいるのは昔、はぐれヴァンパイアに襲われそうになったから。



幸い篠原は助かったものの、一緒にいた兄は助からなかったそうだ。



そのはぐれヴァンパイアはヴァンパイアハンターが狩ってくれたから良かったものの、ヴァンパイアハンターがその場に居なければ自分だって死んでいたんだ。



吸血鬼を恨むなというほうが無理があるだろう。



そんな篠原は俺が吸血鬼だと知っている。



てか、勘繰られて、呼び出されて、問い詰められた。