black-and-white

「要……、そう。わたしはエラン。吸血鬼界の正吸よ…」




わたしの名前を聞いて、少し納得した様子を見せてから自己紹介をした。




「…“正吸”…?」




正吸と言う言葉を聞き、首を傾げる。




「吸血鬼界の中の王みたいなの」



「あ、そうなんだ…」




冬真君が後ろからいきなり声を発したのでびっくりした。



吸血鬼界の中の王って…めっちゃ偉い人じゃん……!!




「あの…ごめんなさい!生意気な口利いちゃって…」




勢い良く頭を下げると後ろから小さな笑い声がした。



冬真君…。




「顔を上げなさい。別に気にしてないから…」