black-and-white

あの2人は休みなのだろうか?



いや、今日の朝、確かに見たぞ。





なんで?



「……静かに勉強できるし、いいんじゃない?」




「うん…そうだね」





逆に静か過ぎて集中できなさそう…。





「どうする?寮でやる?」



「ううん。いいよ、ここで……」





そう言い、問題集を鞄から取り出す。



周りなんて、気にしなければいいんだ。





いちいち、気にしてられないし。




わたしが問題集を開いたのと同時に真緒ちゃんも問題集を開いた。





コツ、コツ、コツ…




勉強し始めて、40分たった頃。



廊下から微かに足音が聞こえてきた。







図書室の奥の教室に用があるのかな……。