black-and-white

歩くたび、視線を感じる。



人間と吸血鬼の区別ってできるのかな?




「ねぇ、ここにいる人たちわたしが人間だって知ってるの?」




思いきって冬真君に聞いてみると冬真君は少し黙り込み、考えていた。




「…………吸血鬼は気配で人間か吸血鬼かわかるんだ。だから、こっちの世界で1人で出歩かないで」




コクと頷き、必死に冬真君のあとについていく。



1人で出歩くと、神納さんが言ってたみたいに血を吸われちゃうのかも。



そう思い、1人にならないように冬真君の後ろにくっついていた。



だけど、やっぱり男子とは歩く速さが違う。



少し気を抜くとすぐ距離が離れてしまった。