black-and-white

すると、いきなり冬真君は立ち上がった。



ポケットに手を突っ込み、少し落ち着きのない様子から、なにか決心した態度に変わった。



「……ちょっと、来て欲しい」



「…?」




不思議に思いながら頷く。



そして、ベッドから立ち上がり冬真君についていった。



扉を開け、廊下に出たら目の前には人、て言うか吸血鬼は居なかった。




「誰もいない…」



「…人払い……吸血鬼払いしておいた」



人では無いことを思い出したのか、吸血鬼と言い直した。



冬真君が言った通り、わたしがいた部屋から離れるとたくさん吸血鬼がいた。