black-and-white

さっきの真面目そうな顔からは遠く離れた顔。



なんか、面白そう…。



そう思うと自然に笑いがでた。




「冬真君?高橋さんは知ってるの?きみたちが吸血鬼だって事を」




焦ってる理事長にますます笑いそうになる。




「はい」



「記憶の処理は…」



「してません」



「そう……。高橋さん」



「あ、はい」




少し気を抜いていたので急に話しかけてビクッとする。




「彼らがヴァンパイアたってことは……内緒に…」



「別に、言いませんよ」




それに、まだ信じた訳じゃない。



冬真君と澪が吸血鬼だなんて。