black-and-white

「毎日集まってる訳じゃない。いつも1ヶ月に2回程度。ただ、昨日ちょっとしたトラブルがあったからまた集まってるんだ」




冬真君の真剣な瞳を見て、話している事が嘘ではないと感じる。




「信じてくれる?」




冬真君に問いかけられる。




「……わたし、冬真君が吸血鬼だなんて思ってもみなかった。少し、みんなと違うかなって思ってたけど」




少しみんなと違う雰囲気なのはわかっていた。



独特のある、冬真君の雰囲気は確かに近寄り難いけど吸血鬼だなんて……。




「その“みんなと違う”っていうのが吸血鬼だということ」