black-and-white

あっという間に吸血鬼界の間崎が巻き込まれた事件現場に着いていた。




「……事件を捜査しにきました」




もともと人見知りな俺は正吸の楯の中のやつとあまり関わっていないようにしている。



俺はこいつの名前どころか顔すら知らない。




「何?そんな知らせ、届いていないぞ」



「いいんだよ。そいつを通せ。今それを言いに来た」




聞き覚えのある声。



こいつは正吸の楯で唯一心を許している人物。



それは……───





「佐藤先輩……」




彼方だった。



前に要の事を見とくように頼んだやつだ。



俺が正吸の楯で名前、顔を知っているやつは彼方のほかには2、3人だけだろう。




「あ、今の正吸からの命令だから」




後ろに音符でもついてそうな調子で言う。