要するに俺は −捨てられたんだ− そう受け入れられるまでに随分時間がかかった。 始めのうちは何かワケがあって連絡出来ないんじゃないか?なんて都合いいように考えてたけど。 俺は学校に行けなくなった。 一日中部屋に篭り、彼女のことばかり考えていた。 寝ても覚めても彼女の事で頭が一杯で。 そして見事に留年した……。 当たり前だ。