莉奈が公園の入口らへんまでウロウロ見に向かう。小さな公園なんで、すぐなんだけど。


『あ〜〜!!キタ、来た!!』


おいでと私に手招きする。


ゆっくりと莉奈に歩み寄る。


正面から、茶色いダウンを着て、スラリと身長の高い人が歩いてくる。


『莉奈ちゃん、ごめん!待った?』


『待ったよ、待った!寒いし!』


その人は、彫りの深い顔立ちに黒い短髪。