二歳年上でバイトの先輩でもある俺を −貴ちゃん− と呼び、滅多に敬語も使わない。はじめだけだ。 まぁ、都合悪い時にバイト代わってくれたりするし、気にしない事にしてるけどね。 『ねぇ、貴ちゃん、誰かカッコイイ人いない?』 『俺!』 『ありえない!!』 即座に否定された。