そしてクリスマスイヴ当日 私は、一臣さんの家の前に居た。 ドキドキしながらインターホンに手を伸ばす。 本人が在宅中なのかそれさえ怪しい……。 お願い…… 家に居て!! 時間は夕方の4時。 クリスマスイヴに家になんてやっぱりいない……かな。 一臣さん、モテるしね。 −−ピンポ----ン−− 『……ハイ?』 しばらくの間の後、久々に聞く一臣さんの声がした。