甘い恋には遠すぎて



『……アハハ、そ〜なんだ!じゃ、安心して!私、同じクラスの●●くんの事好きなんだ、内緒よ?』


ほ、本当?!


『でもこないだ一臣さんと喋ってた時、なんだか凄く顔真っ赤にしてたから、麻由子はてっきり……。』


『だってあ〜ゆ〜集まりはじめてだったし、一生懸命会話しようと努力してただけだよ。安心して!』


『そ、そっか……。』


よかった〜。


『で、あの夏稀さんが一臣さんと何か関係あるのね?』


私はうんと答えこれまでのいきさつを話した。


『一臣さんの元カノかぁ……って夏稀さん、最近離婚したらしいけど……。』


『『ん??』』


てことは、一臣さんの彼女だったと仮定して……

不倫だったって……コト?




私の胸の中にモヤモヤとした物が広がっていた。



お父さんがしてたことと同じ事を一臣さんが……