『ちょっと、声デカイ!』


しっ!と唇に人差し指を当て莉奈を黙らせる。


周りの人がチラチラ見てるじゃない。


『タイプじゃない??』

『う〜ん、カッコイイとは思うけど……まだわかんない。』


『そっか〜〜。みや美、絶対、気に入ると思ったんだけどな。』


『莉奈こそ、お似合いだったよ?』


私は心からそう思った。二人、付き合っちゃえばいいのにって。