あんな少しの時間なのに目に焼き付いて離れない。 あの日は、始終隣に座った麻由子と話しをしていた一臣さん。 麻由子は時折頬を赤らめながら話しかけていたのを覚えている。 もしかして麻由子が、一臣さんを好きなんじゃないかって考えるたび、なんだか胸が締め付けられてチクチクした。 私のこの気持ちは一体なんなんだろう? もう一度会えたら、ハッキリするかもしれないんだけどな。 会えたら−−−