これからも君だけ




未来大丈夫かな…どこかで女の子達に囲まれて困ってるのかな。




「私 未来のこと探して来ます」




「一緒に行こうか?」





私と梨々子先輩の話を聞いていた桜先輩がそう言ってくれたけれど





「大丈夫です!すぐ戻るので」





未来は本当に女子が苦手で…生徒会以外の女の子と話しているところなんて想像も付かない。





もしかして…私とペア組めなくてスネてるのかな?





しばらくダンスの練習で忙してくてあんまりかまってあげられなかったし。




壇上から降りて生徒達の群れへと向かうと、私に気が付いた手前の人から「ダンス素敵だったよー!」だとか「陸ちゃん可愛いー!」なんて言葉がかけられる。




それに「ありがとうございます」って丁寧にお辞儀しながら進むけど…コレってキリないかも…次から次へと声はかけられ一緒に写真撮らないかなんて言われ…嬉しいけど…今はちょっと未来を探さないと。




こんな事なら会長連れて来ればよかった…そうしたらきっと皆んな遠巻きにキャーキャー言うだけでスムーズに歩く事が出来る。





三人目の人と写真を撮り終わった時、とりあえずどこかに逃げようとキョロキョロしていると、グイっといきなり後ろ向きに引かれた右腕、高いヒールのせいかその引かれた方向へと大きく身体が揺れていく。