「大丈夫だ、でねェから」
そんな会長も、ガチガチの私を見てか…少し可笑しそうに口角を上げて小さく笑うとそのつり上がった目を細める。
「安心しろ、俺上手いし」
「え?会長踊れるんですか?」
あきらかに踊れなそうなのに、むしろダンスなんて嫌いだ!とか言ってやった事も無さそうなのに。
「お前、俺のことナメてんだろ」
「そういうわけでは!ただなんかイメージと違くて」
「うっせ」
目を細めて笑う会長に、周りの皆んなは驚いたような顔をしたと思うと、次の瞬間にはキャーキャーと女の子達の悲鳴で会場内が包まれる。
まぁ会長が外で笑ってるのってレアだもんね。それにしても相変わらず凄い人気…
会場の中心部に到着すると、反対側からはまた別の歓声が聞こえてきて、そちらに視線を向けるとそこには白いタキシードを着た湊君がブルーのドレスを身にまとった夜先輩の手を取りエスコートしている。



