これからも君だけ




「ちょっと会長?」





いきなり何をするのかと思い、というか普段そんな事してこないくせにどうしたの!?って感じで会長を見る





「それは羨ましい限りです。ダンスパーティーのお二人が楽しみだ。ではこれで僕達は失礼しますね」





でも湊君はそんな私達に興味を無くしたのか、笑顔を見せると綺麗な一礼をして私達の隣を通り過ぎて行ってしまった。





通り過ぎる瞬間、本当に分かるか分からないかくらいの睨みを私にきかせて…





私…なんで今睨まれたの……?





もしかして、朝の事まだ怒ってるの…?






思わずブルっとカラダが震えた。