これからも君だけ




「会長!会長待って!!」





どこかかったるそうに廊下を歩く茶髪メッシュの頭に広い背中。






「会長〜!!」





その背中にやっと追いつきグイッと腕を引っ張った。





「何だよ」





どこか面倒くさそうに振り返る会長






「大変です会長!!」





「だから何だよ」





「私、ダンスなんて踊れません!!」





「は?」







ダンス…それはお嬢様やおぼっちゃま達なら誰でも出来ると思われているソレ。





私ももちろん習っていた事ならある…






ただ、ものすごく下手で下手すぎて…親もレッスンの先生もお手上げ状態になったほどのレベルなのだ…






そんなんで生徒会代表だなんて…皆んなの前でお披露目だなんて…無理!絶対無理!!