「未来と組みたがる子たくさんいるでしょ?」
「やだよ、知らない女なんて」
未来はモテモテにも関わらず、自分に寄ってくる女の子に笑顔ひとつ見せない。
顔はこんなにも可愛い系なのに…でもだからかその容姿に近づいてくる子達が嫌みたいで、いつも女の子に冷たく当たっている。
私達生徒会の女子達には心を開いてくれているみたいだけど。
「それに、仲良くない奴とダンスなんて踊れるわけない」
うーん、確かに。
未来が生徒会以外の女の子と交流を深めているところなんて想像出来ないかも…
って、そうだ!ダンス!!
「未来!ペアなら桜先輩か梨々子先輩誘いな!!」
そう言って未来に手を振ると急いで会議室を出てある背中を追いかける。



