「桜先輩、おはようございます」
「おはよう、陸ちゃん。会長もおはようございます」
「あぁ」
「会長ってば相変わらず冷たいですね。というか何か不機嫌じゃありません?」
そんな桜先輩の言葉に耳を傾けるつもりも無いのか、会長は返事をする事無くそのままそっぽを向く。
桜先輩も桜先輩でそんな会長に慣れているのか、気にせず私の方へと振り向くと
「やぁん、陸ちゃんポニテめっちゃ可愛い!」
頬に手を当て笑顔を向けてくれる。
「え?本当ですか!?さっき会長にはぴょんぴょんしてて邪魔だとか首が何だとか言われたから変なのかと思いました!」
私の言葉に桜先輩は「えー?」と言って会長を一度見つめると「だからか」と言って何か納得したようにうなずき少し笑う。
「…?」
桜先輩といい会長といい何なのだろうか。
でもとりあえずポニーテールは変じゃないって事が分かって良かった!!



