私のクラスの前で あの人を見つけた。 そっと、廊下に出て、 気付かないふり。 …うわぁ めっちゃ視線感じる。 これは、ヤバい。 私はこの時、どんな顔を していたのかは分からない。 ただ、顔が熱かった。 この瞬間、 私はあの人を好きになった。 私の心の声がつぶやいた。 「ヤバい…落ちた」 作戦は―… 成功だった。