「うっわあー!!!」
「気に入った?」
「うん!!」
目の前に広がるのは、街一体の綺麗な夜景
すごい階段の段数を登って疲れていたけど、こんな綺麗な景色を見たら
そんなの一瞬にして吹っ飛んだ。
「すごい綺麗だね!!!」
興奮する私の隣ではニッコリ笑っているハルマ
「いっつも女の子連れてきてんでしょ~」クスクス笑う私
「ここは俺の秘密の場所だから、ジュンちゃんが初めて」
「そうなの?」
ハルマの秘密の場所なんだ。
私が知っちゃって良かったのかな?
「連れてきてくれてありがとう」
そう言った私に、やっぱりハルマは優しく笑った



