REAL HOPE Ⅱ




「うっわあー!!!」



「気に入った?」



「うん!!」




目の前に広がるのは、街一体の綺麗な夜景



すごい階段の段数を登って疲れていたけど、こんな綺麗な景色を見たら

そんなの一瞬にして吹っ飛んだ。




「すごい綺麗だね!!!」


興奮する私の隣ではニッコリ笑っているハルマ


「いっつも女の子連れてきてんでしょ~」クスクス笑う私




「ここは俺の秘密の場所だから、ジュンちゃんが初めて」



「そうなの?」



ハルマの秘密の場所なんだ。


私が知っちゃって良かったのかな?



「連れてきてくれてありがとう」




そう言った私に、やっぱりハルマは優しく笑った