REAL HOPE Ⅱ




「おーい村田起きろー!!」



先生が私の名前を呼びながら、チョークをカツカツと黒板に叩き付ける。



先生、私は起きております


だけど…起きられないのです。



「さっさと起きないと宿題出すぞー」



それは勘弁、だけど今は無理。



…――授業終了のチャイムが鳴ったのと同時に机で寝続ける私の頭に先生がプリントを置いて行った



まぢで宿題出されたよ…


私は仕方なく起き上がるけど



やっぱり左に感じる視線…………。



隣の男子がずっとこっちを見ている



朝からずっと見ている