その視線にそうように、私も目線をずらす
「なに?」
レツはこっちを見ていて、私が問いかけると視線を雑誌に戻す。
何だろ?なんか言いたげだったけど、アイスでも買ってきてほしいのかな
「まぁいいや、ハルマ行こっ」
私はハルマの背中をグイグイ押すと溜まり部屋を出た
「あれほっといて大丈夫?」
鉄製の階段を下りながらハルマが遠慮ぎみに聞いてくる
「大丈夫でしょ~、そんなにアイスほしいんだとしたら、ちゃんと言わないレツが悪い」
ハルマは何故かクスクス笑うと「そうだね」優しく微笑んだ
やっぱりこんな爽やか君が腹黒なわけないじゃん



