「ッいったぁ」
まぢで痛い
ジンジンする…
頭を押さえる私に、レツはクックッと堪えるようにして笑っているのが分かる。
「私上がるから!!」
もう無理!!これ以上レツとお風呂なんかにいたら
ドキドキしすぎて頭可笑しくなりそう…
私はバスタブを出ると、急いでタオルを体に巻き付けた。
「はぁー」
何かどっと疲れたんだけど…超疲れたんだけど。
「レツ、先に部屋行ってるからね」
お風呂場からはシャワーの音がきこえるから
もしかしたら私の声は届いていないかもしれない
「まぁいっか」
私はスウェットと、レツに借りたダボダボのティーシャツを着ると
バスルームを出た。



