ぞくりと鳥肌がたつみたいにひきつって
レツが私をゆっくりとこっちへ向かせる。
濡れた髪に触れる温かい手…
そして私の唇だけをとらえる視線
「…っん……」
触れた唇は、湯気のせいか濡れている、
「……んッン……」
どんどん深くなるキスが、頭をボーとさせて私を変にさせる
くらくらする頭で、レツの肩にしがみつくと
レツは唇を離して、
「そんな顔されたら理性ブッ飛ぶ」
っなぁ!!
理性ブッ飛ぶって…こんな場所でブッ飛んじゃダメだから!!
私は急いで離れると、あまりの勢いに
後ろの壁に後頭部をぶつけた。
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