真っ暗なお風呂場 扉がガラガラと開いて、レツの黒いシルエットが入って来る。 私はバスタブのなるべく端によると、湯ぶねに入ってきたレツをチラッと見る。 「お前、」 「……何さ」 暗闇に慣れてきた視線が絡み合う… 「端すぎねぇ?」 「…………」 だって緊張するし…恥ずかしいし!! そりゃ端にもなりますよ!! レツん家のバスタブは広くて、軽く三人は入れると思う 「体洗うからあっち向いてて」