REAL HOPE Ⅱ




真っ暗なお風呂場

扉がガラガラと開いて、レツの黒いシルエットが入って来る。



私はバスタブのなるべく端によると、湯ぶねに入ってきたレツをチラッと見る。



「お前、」



「……何さ」



暗闇に慣れてきた視線が絡み合う…




「端すぎねぇ?」




「…………」




だって緊張するし…恥ずかしいし!!



そりゃ端にもなりますよ!!



レツん家のバスタブは広くて、軽く三人は入れると思う



「体洗うからあっち向いてて」