「それじゃあ~、今日はレツの誕生日だから何でもお願い聞いてあげる」
レツの嬉しそうな顔に、胸キュンした私は
ぴったりと寄り添いながらついそんな事を言ってみる
「へぇー」
レツは何故か私を上から下までなで回すようにして見ると、
「じゃあ俺と一緒に風呂入れよ」
「………………はい?」
ふ…風呂ですと?
やっと理解した私、顔が一気にカァーっと熱くなっていくのが分かる。
「むりむりむりむり!!!」
そんなの無理に決まってるじゃん!!!
「何でもしてくれるって言ったろ」
いや確かに言ったよ、
言ったげど
何でもって言ったって、肩もみやってほしいとか足つぼだとか限度があるじゃん!!
もちろん私はそっちを想像してたわけで……
「お風呂一緒に入るなんて無理だから!!!!」



