REAL HOPE Ⅱ




「それじゃあ~、今日はレツの誕生日だから何でもお願い聞いてあげる」


レツの嬉しそうな顔に、胸キュンした私は

ぴったりと寄り添いながらついそんな事を言ってみる


「へぇー」



レツは何故か私を上から下までなで回すようにして見ると、



「じゃあ俺と一緒に風呂入れよ」



「………………はい?」



ふ…風呂ですと?



やっと理解した私、顔が一気にカァーっと熱くなっていくのが分かる。


「むりむりむりむり!!!」



そんなの無理に決まってるじゃん!!!



「何でもしてくれるって言ったろ」


いや確かに言ったよ、

言ったげど



何でもって言ったって、肩もみやってほしいとか足つぼだとか限度があるじゃん!!



もちろん私はそっちを想像してたわけで……


「お風呂一緒に入るなんて無理だから!!!!」