私の隣のツカサと、レツの後ろにいるハルマは、心配そうにこっちを見ている… 「だって…だ…て…そうちゃ…」鼻水をすする音が響く 「だってじゃねぇ」 レツの冷たい声が私に降ってきた時だった… 「レツさん待ってください。俺が悪いんです」 そこには一歩前に出た総ちゃんがレツを真剣に見ていた。 「俺が、今日ジュンちゃんを迎えに行った時言わなくちゃいけなかったのに、言えなかったんです。」 「…そう…ちゃん」 総ちゃんは私の前まで来ると、膝に手を付いて目線を合わせるように中腰になった