目の前のレツは、すでに私服姿に変わっていて 私へと一直線に歩いてくる。 「総一郎は今日で引退だ。」 「なんで?」 「何でもだ。」 レツはいたって冷静に私へと言葉を投げ掛ける。 「ヤダ」 そんなの嫌だ 「決まった事だ」 レツは総ちゃんが引退しても寂しくないの? メンバーの一人がいなくなるのに寂しくないの? 「ヤダァ!!!!」 泣き出す私に、レツは優しい言葉をかける事なんてもちろんなく 「ワガママ言うな。」 私を睨み付けた