その私の言葉にシーンとする倉庫内
言い出しっぺの男の子は、まずいっと言わんばかりに視線をうろちょろさせている。
「お前、知らなかったのか?」
そう言ったのは、驚いた顔をした隣のツカサ
「…………知らない」
知らない。そんなの知らない。
総ちゃんが今日で風神を引退する?
ヤダ、そんなの聞いてない
「総ちゃんがやめるなんて嫌だ!!!」
力任せに叫んだ言葉は、静かな倉庫にこだまして
もう一度私へと戻ってきた。
「ジュン、」
後で私の名前を呼ぶ声
そしてメンバー達が当たり前のようにして道を作る
「レツ」



