REAL HOPE Ⅱ




レツは強く私にそう言ったげど



本当はレツが一番皆を心配しているって分かってる。



その証拠に、私を握る手とは反対の腕が、ドアロックあたりの壁をカツカツと叩いている…



さっきだってそうだ。

きっと逆そうして行ったのは、本当ならパトカーをまくはずの暴走隊の到着が少し遅かった事によって



他のメンバーが危険にさらされる前に、自分が乗ってるこの車を一番後ろにさせて、メンバー達を先に行かせたのだろう



みんなを守るために、



レツは、窓から見える暴走隊を一瞬見つめると


「出せ」



その合図で、再び車を前へ走らせた