レツは強く私にそう言ったげど
本当はレツが一番皆を心配しているって分かってる。
その証拠に、私を握る手とは反対の腕が、ドアロックあたりの壁をカツカツと叩いている…
さっきだってそうだ。
きっと逆そうして行ったのは、本当ならパトカーをまくはずの暴走隊の到着が少し遅かった事によって
他のメンバーが危険にさらされる前に、自分が乗ってるこの車を一番後ろにさせて、メンバー達を先に行かせたのだろう
みんなを守るために、
レツは、窓から見える暴走隊を一瞬見つめると
「出せ」
その合図で、再び車を前へ走らせた
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