暴走隊幹部長のツカサは、もちろん暴走の一番前を走る それはつねに危険と隣り合わせで、何が起きるかなんて分からない。 ツカサはそれが楽しいんじゃんって言っていたけど 見守る側のこっちにとっちゃドキドキしてしかたない事を彼は分かっているんだろうか… 「俺達も行こうか。」 ハルマのその声を合図に、立ち上がる私とレツ 扉を出た先は、やっぱり私にとってはまだ未知の世界で…不安と緊張感そしてドキドキが入り交じるようにして 心臓を加速させている