「…――ンッ……アァ…ンッ…」
最初に聞こえてきたのはイヤらしい女の声
もちろんあまりの衝撃を受けた私は、すぐにそこから立ち去るなんて出来なくて…
「……カ…ズキッ…ンアッ…」
私に気付かず行為を続ける二人を見て唖然と立ち尽くしていた。
私の手からはボトっという音をたててオレンジジュースのパックが床へと落下し
女の首元へとうずませていた男が顔をこっちへと向けた…
「…………っ!!」
私と目が合った瞬間、彼は目を見開く
それまで根っこのように地面へとへばりついていた感覚は一気になくなり、私はぐるっと後ろを向いて教室から走り出した



