REAL HOPE Ⅱ




「いやいやいや、断じて違います!!」



上半身を起き上がらせて、胸の前で手を交差に振る



「またまた~」


完全に勘違いされてる…


「ちょっと!レツ起きて」レツの肩をゆさゆさゆするけど、レツは起き上がろうとはしない



「ん…熱なおった…」



どうやらまだ寝ぼけてるらしいレツ

てかまだ目開いてないし。



レツは起き上がっていた私の腕を引っ張ると、キュッと腰に腕を回す



「ありゃありゃ、こんな甘えたレツ初めて見たわぁ~」



さっきより超ニヤニヤ顔のアズサさん



は…恥ずかしすぎる


「本当そんなんじゃなくて!!」


レツ絶対アズサさんいるの気がついてないし!!

てか甘えてるんじゃなくて完全に寝ぼけてるだけでーす!!!