レツはさっきみたいに私のお腹まわりに腕を回すと、マブタを閉じる 「ねぇ、レツ」 「ん?」 その声は瞳を閉じたまま発せられていて、レツは眠いんだろうか 「おやすみ」 「あぁ、」 今何時間だろう。まだ外暗いから夜中だよね、 レツの部屋って時計ないから不便 「ねぇ」 そう二回目に私が呟いた所で、迷惑そうに眉を歪ます目の前の彼 「んだよ。病人は黙って寝てろ」 さっきまで優しかったのに。倉庫の時は優しさの固まりだったのに 今はその優しさなんか何処へやら、いつもの無愛想なレツ