REAL HOPE Ⅱ




私のお腹に回った少し重みのある腕。



爆睡してた私をレツが運んでくれのか



てっきり寝ているとばかり思っていたレツの顔綺麗な顔をジーっと見ていると、




「うわっ、起きてたの?!」



いきなり開かれた切れ長な瞳がこっちを見ている。



「今起きた。お前のイビキと歯ぎしりで」


ニヤッと笑ったレツは、丸っきり意地悪な顔をしている。



「嘘だ!!私イビキなんてかかないし歯ぎしりだってしないよっ」



フンッと鼻息を鳴らすように言った私に、クククッと笑いをこらえている




うっざぁー!!!

こいつ女の子に向かって超失礼!!!!