「…ッは…はぁ…はぁっ……」 苦しい…苦しいよ………………… 私はガタンっと音をたてて、そのまま転げ落ちるようにしてベッドから下りると タンスのわきにある袋を掴んだ。 落ち着け、落ち着け 久しぶりだからって焦る事はない。 袋を口に当ててゆっくり息をすれば良いだけの事だ 「…っは…っは……」 少しずつ整う息に合わせて私の涙がポロポロとカーペットへと落ちる 「……はぁー…はぁー」 大丈夫。 大丈夫だ。 私は強い 強いんだ。