REAL HOPE Ⅱ




「…ッは…はぁ…はぁっ……」



苦しい…苦しいよ…………………




私はガタンっと音をたてて、そのまま転げ落ちるようにしてベッドから下りると



タンスのわきにある袋を掴んだ。




落ち着け、落ち着け



久しぶりだからって焦る事はない。



袋を口に当ててゆっくり息をすれば良いだけの事だ



「…っは…っは……」


少しずつ整う息に合わせて私の涙がポロポロとカーペットへと落ちる



「……はぁー…はぁー」



大丈夫。


大丈夫だ。




私は強い



強いんだ。