鍵を差し込んで気がつく……いつもなら掛かっているはずの鍵がかかっていない ギィーっと古ぼけた扉を開けると、リビングにたけ溢れている光 靴をそっと脱ぐようにして、玄関の端っこへとよせる 私の物が真ん中になんてあっちゃダメだから けしてダメだから。 静かに階段に足をかけた時、聞こえた恐ろしい声………――― 「ちょっとあの子本当に早くどうにかならない?」 「どうにかって言われても」 金切り声をあげるような義理母に、困ったような父の言葉 「早く追い出してよ!!」 グッと心臓が痛む。