「カズキばいばーい」
「じゃあなぁ~」
委員会の教室へ向かう私の後ろをついてくる矢沢
どうやら彼はかなりのプレイボーイらしく、すれ違う女の子のほとんどと言って良いほど何かしら挨拶をかわしている…
私はさっさと会議室と書かれた教室へと足を踏み入れると、当たり前かのように矢沢が私の隣へと座った
一個ぐらい席ずらして座ってよ…そう睨み付ける私の念力はおしくも届かず
矢沢はまた不自然なほどに爽やかな笑みを私へと向ける
やっぱりこいつ…何か胡散臭い(ウサンクサイ)……
顔かな?なんだろ…
何かが胡散臭い。



