「ハルマタオル!!」 私は部屋に戻った瞬間叫んだ 「二人ともびちょびちょじゃん!!」 私の濡れた髪と制服を見て、急いでタオルを取りに行くハルマ 「違うのっ猫が!!」 「猫?」 私はタオルを受け取ると、ツカサの腕に抱かれた子猫に巻き付ける。 猫はまだブルブルと震えていて、それをそっと擦る事しかできなくて 「捨て猫?」 「うん、倉庫の前にいたの」 レツはそれを聞いて立ち上がると、コトンと音をたててガラステーブルにドライヤーを置いていた