曖昧な私の返事に、アズサさんは大きな口を開けて笑うと
「本当に意味分かってんのかね、このこは」そう言ってヒラリと手を振って
爽快に車を走らせ去っていった………。
「え?……何が?」
アズサさんはカッコイイ。そして帰り際までカッコイイらしい
私はスポーツカーが見えなくなったのを確認すると
少し後ろで立っていたミサキへと視線を移す。
「やっぱお前バカだろ」
あ!!また馬鹿って言いやがった!!!
まぁいい。
「ところでミサキ、アズサさんに何もらったの?」
私は自分の手に乗ったマニキュアを見つめる
薄紫色のマニキュアはキラキラと光っていて
これを見るだけでワクワクしてしまう。
やっぱり女の子って、どうしようもなく綺麗な物が好きらしい



