「じゃあ私は仕事に戻るからまたね」
赤いスポーツカーの窓から顔を覗かせながらアズサさんが窓枠に肘をおく
「今日はありがとうございました」
「こちらこそ、私も楽しかった」
アズサさんは、私にちょいちょいと私を手招きすると
小さな袋を手に乗っけた。
「?」
「開けてみて」
言われるがまま、袋をそっと開けてみる
「わぁ可愛いー」
私の手のひらには、薄紫色のキラキラとした可愛いマニキュア
「プレゼント」
服からヘアメイクまでやってもらったのにプレゼントまでくれるなんて
「ほらっ、これはミサキに」
アズサさんは窓から何か小さな箱をミサキに向かって投げつけた
「バイト料」



