腰はなんだか分からない浮くような感覚にピリピリと痛みがさす 眉を歪ます私にレツは言う 「大丈夫だ。俺だけを見ろ」 ちゅっと甘い音をたてると、レツはそのまま顔を私の首元へ埋める チクッと何か電気が走った私の首にそっと手で触れてみる… 「なに?」 「しるし」 「しるし?」 「あぁ」 そこには赤い小さなツボミが舞い降りていた。