REAL HOPE Ⅱ




「ねぇミサキ」



「あ?」


こういう返事のし方がレツにそっくり


普段はそんな事ないけど、こういう時やっぱり兄弟なんだなって感じる。



「私の左隣の席の人って何て名前?」



「知らねぇーよ。だいたいお前の隣が誰かも知らねぇ」



学食のラーメンをすすりながら答えるミサキはあきらか適当…



まぁ、他人に興味がないオーラ全開のミサキに聞いた私が間違いでした…


私は唐揚げをほうばると、からになったプレートを返却口へと返した



別にあの男に興味はないけれど…見られてたらさすがの私だってそれなりに気になる



だからと言ってどうしようもないのは分かっているけど