「ねぇミサキ」
「あ?」
こういう返事のし方がレツにそっくり
普段はそんな事ないけど、こういう時やっぱり兄弟なんだなって感じる。
「私の左隣の席の人って何て名前?」
「知らねぇーよ。だいたいお前の隣が誰かも知らねぇ」
学食のラーメンをすすりながら答えるミサキはあきらか適当…
まぁ、他人に興味がないオーラ全開のミサキに聞いた私が間違いでした…
私は唐揚げをほうばると、からになったプレートを返却口へと返した
別にあの男に興味はないけれど…見られてたらさすがの私だってそれなりに気になる
だからと言ってどうしようもないのは分かっているけど



