「ジュンちゃんどうしたの?」勢い良く車に乗り込んだもんだから、助手席のハルマがビックリしたように聞いてくる
「なんかね!!」
いや待てよ、あの視線はもしかしたら私の勘違いだったりするかもしれない…
もし隣の席の男の子がずっとこっち見てくるなんて、レツとハルマに言ったら
事を大げさにして、余計な事をするような気もする。
…――ここは言わないでおこう。
何か言いかけた私にハルマが「ん?」て言うから、私はごまかすように「速歩きたい気分だったの」って言ったら「そっかぁ」と笑ってた
とりあえずあの隣りの人の事は、もう少し様子みようと思う



